300年以上も前から生産されている歴史あるかんぴょうです。しかも栃木県のかんぴょうは壬生町が発祥となっています。真夏の青空の下、広がるかんぴょう畑。すだれのように庭先で干し上がる白いかんぴょう。かんぴょうは夏の風物詩として親しまれています。
こうした歴史あるかんぴょうも、近年では生産量が減少しつつあります。生産農家が高齢化や後継者不足になっているためです。かんぴょう生産は夫婦で行なうので、高齢化は深刻な問題です。
そこで、篠原商店では自分達で作ってみてはどうかと、苗を畑に植え、育て、収穫するところから始めました。
失敗と研究を重ね、自社生産を始めて10年以上経過した現在では、2,400坪の畑にたくさんのかんぴょうの元となるユウガオ果実を実らせ、かんぴょう生産に取り組んでいます。
また、自然栽培農法のかんぴょう生産もおこないます。
同時にユウガオの栽培から得たノウハウを仕入・販売に生かし、篠原商店独自の特色としています。
成長の未熟なふくべは苦味の元になりかねないので加工しません。
カンナの幅は約4cmです。
厚みは生産者によって異なりますが、10円玉一枚分~二枚分が一般的です。
中央に種が散在している為、写真の様に階段状にむいてゆきます。
皮に近い所や生り元近辺が稀に苦くなります。
苦味の成分は ポリフェノールでメロン等の苦味と同じで無害です。